高松に日野元彦がやってくるーーー!!!(吉岡秀晃(pf)トリオ: 坂井紅介(b), 日野元彦(ds))
高松中のミュージシャン仲間がここぞとばかりに集結した。
場所は高松市内の「Swing house」。オーナーの加藤さんがこのトリオを呼ばなければ、私の人生は今こうなっていない事は確か…。あーーー、大感謝!!!!!
スーパートリオのライブは本当に素晴らしいとしか言い様がなかった。涙出た。
オーソドックスな内容なのに新鮮で楽しくて完璧だった。
ライブ前に加藤さんが私をトコさん(日野さんの愛称)に紹介してくれた。ほんの2、3分の出来事。
ってかなりハイテンションな様子で話かけてきた。
と、階段の手摺を指した。私はド緊張の中、手摺を叩いた。
みたいな会話をして客席についた。私は話ができたこの瞬間に既に満足していた。…おっと話を戻して…。
あまりにも楽しい時間とは速いものだ。気がつけばラストのアンコールになっていた。と、その時トコさんがステージから私を呼んでいるではありませんか!?(マジ!? アンコールやでーーぇ!?)
次の瞬間、ジャケットとかかとの高い靴を脱ぎ捨てて私はステージに行った。
小さい体から出てくる太いタイコの音、スピード感のあるスティックさばき、私はたった12小節でノックアウトされた。
しかーし、交代だぁー、ウワーァ、どうしようー!!!!!(頭の中は真っ白)
トコさんの音に吸い込まれるように、できるだけマネて叩いた。まるで暴れるゴリラのごとく…時々空振りしたりしながら。
「こんなチャンスはもう無い!!」と思い、とにかく精一杯楽しんだ。土壇場の開き直りはピカイチですので…。
ライブの全てが終了した。トコさんはメチャメチャ高いテンションで私に色々と聞いてきた。「このまま四国で叩くのか? 本当は東京で勝負したいんだろ? ところで何才?」など次々と…。
その時のボーヤ(バンドボーイ、ドラムのセッティングから身の回りの世話をする人)が今や活躍中のドラマー力武誠さんで、とっても親切にしてくれたのを覚えている。私の大切な兄弟子だ。
それからしばらくトコさん、力武さん、私の太モモ叩きレッスンが行われ、かなり痛かったのを忘れない。
この一夜の出来事は一生忘れないだろう。そして私は迷わずに「東京に行く!」と決め、次の日には両親、会社、バンド仲間に報告した。
嬉しいのか悲しいのか見事に誰も引きとめてはくれなかった(笑)。